クロスバイクのカスタムするポイント

クロスバイクのカスタマイズは、タイヤやホイールだけでなくペダルやハンドルなどさまざまです。

ここでは、部位別のカスタムするポイントについて順に解説していきます。

乗り心地を快適にするなら「タイヤ」

 

カスタマイズすると、快適な乗り心地や走り心地に最も影響が出やすいパーツと言えばタイヤです。クロスバイクのタイヤは、一般的な自転車よりも細いという特徴があります。

完成車に装着されているタイヤは28Cや32Cが多いですが、パンクのリスクを減らすには太めのタイヤへの切り替えがおすすめです。一般的にタイヤは、細いほど軽量で踏み出しが軽くなると言われており、街乗りで軽くする場合は25Cがおすすめです。

段差などに強いのは32Cのタイヤで、空気入れのメンテナンスも少なく済みます。タイヤのカスタマイズと言うと一見難しいイメージがありますが、一般的に広くクロスバイクで使用されているクリンチャータイヤの交換はそれほど難しくありません。

タイヤのパンク時に備えて、自分で対応できるように覚えておきたい項目の一つです。

 

車体の軽量化を図るなら「ホイール」

 

車のカスタムでも人気の高いホイールは切り替えることで見た目の印象が大きく変化するため、クロスバイクのカスタムでも人気の高いパーツの一つです。

ホイールは車体の重量が比較的軽いクロスバイクの重量の大半を占めるパーツで、より軽いホイールに変更することで車体重量の軽量化が図れます。

ホイールの変更には、チェーンホイールとも呼ばれているスプロケットやタイヤを取り付けるスキルが必要です。

また、ホイールのカスタマイズには、振れ取り台やニップル回しなどの専門工具を準備しなければなりません。前後のホイールを交換するとギアやブレーキ周りの調整も必要になるため、ショップに持ち込んで交換してもらったほうが良いでしょう。

踏み込む感触が変わる「ペダル」

 

完成車には小さめのペダルが装備されていることが多いため、滑ったり踏み込みが難しいと感じることがあります。このような場合、幅広のペダルに変更すると靴とのフィット感がアップします。

一方で小さめのペダルに交換すると、力が直接伝わる感じになるため滑りにくいスパイクが付いているペダルがおすすめです。ペダルの変更はねじを締めるだけで簡単に変更できますが、専用のペダルレンチが必要です。

ペダルレンチはそれほど高価なものではなく、ホームセンターなどで購入できます。また、ペダルのカスタマイズは特別難しい作業ではないため、購入店に依頼すると安価で交行ってもらえることも覚えておくと良いでしょう。

自分で交換できそうな箇所はチャレンジし、状況に応じて時には購入店に頼っても良いでしょう。

雰囲気も変わる「サドル」

 

サドルは座る部分であるため、長距離の走行の場合は座り心地に影響が出やすい部位です。他のパーツに比べると、初心者でも変更しやすいパーツのひとつです。

サドルはデザインが豊富で、選ぶデザインによっては交換することで印象を大幅に変えることができます。ただし、柔らかすぎるサドルを選ぶと、腰痛や関節痛の原因になったりペダルを踏みにくくなるので注意が必要です。

なお、新品に近い中古品が多く出回っているため、フリマサイトやオークションの利用もおすすめです。

疲れやすさが変わる「グリップ」

 

クロスバイクのハンドルバーには、グリップが取り付けられています。低価格のクロスバイクにはシンプルなグリップが装備されていることが多いため、幅広のものに変更すれば握りやすく疲れにくくなります。

グリップの価格帯は広いですが、圧入されているだけなので初心者でも簡単に変更できます。

形状や高さを変更できる「ハンドル」

 

クロスバイクのハンドルは一般的な自転車と異なり、横に一直線という形状のフラットバーが特徴です。標準仕様のフラットバーは、持つ手の向きが固定されています。

持ち手を変更したい場合には、ブルホーンハンドルやドロップハンドルへの変更もおすすめです。ただし、これらの交換は本来の構造を無視した改造だと言えるため、初心者の方には気軽なバーエンドバーがおすすめです。

また、ハンドル自体の変更だけでなく高さを変更すると、スポーティな見た目を演出できます。ハンドルを下げた場合は空気抵抗が受けにくくなるため、スピードが上げやすくなります。

フレームとハンドルを結合するパーツであるステムを上下をひっくり返すだけで、サドルに座った時の姿勢が前傾になります。それでももの足りない場合はステムの下の輪が複数あるため、ステムに差し込んで固定することでより下げることができます。

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